トラックは業務用途で使われる車の中でも、一般的によく知られている乗り物になります。工事現場から荷物の運搬、什器等の設置業者まで幅広い業態で使われており、高年式のモデルは中古価格も安定していることが特徴です。需要に対する供給の関係上、乗用車ほどの値崩れはなく程度の良い中古車は価格も応じて高くなります。トラックは買い替えのために下取りに出され、そうした個体の中には年式は古くても程度の良い物を見つけることが出来るのです。
基本的にボディやフレームやエンジンは丈夫なので、古いモデルでも整備点検や部品交換で驚くほど性能を復活させることが可能になります。しかし問題は古い車に課せられる税金であり、程度は良好でも１０年以上経過した車は日本で再利用されず、海外へ輸出されてゆくケースが近年では増加しているのです。インドやアジア各国は現在高度成長の状態が続き、経済的に発展の一途をたどっております。自国で生産している車だけではなく、諸外国からリーズナブルな中古自動車を購入して修理を行い、人々の足として働く車として日本の中古車は活躍しているのです。
トラックの買取はこうした国内需要を目的としたものと、買取った後に輸出されるケースに分かれます。その目安が登録後の年月の経過であり、税金に起因する事柄になります。古いトラックを専門的に買取る企業は、輸出ノウハウを持っており対外的な利益を得ているのです。まだまだ日本の中古車の需要は減らず、新興国では必要とされております。